「コーヒーを自分で淹れてみたいけど、器具がたくさんあってどれを選べばいいかわからない…」そんな方、多いのではないでしょうか?
大丈夫です!実は、どの器具もそれぞれ良いところがあって、「正解」はありません。自分の好みやライフスタイルに合ったものを選べばOKなんです。
今回は、世界バリスタチャンピオンのJames Hoffmann(ジェームズ・ホフマン)さんや、2016年ワールドブリューワーズカップ優勝者の粕谷哲さんなど、世界で活躍するコーヒーのプロたちの知恵も交えながら、定番の器具をやさしくご紹介します。
まず知っておきたい!コーヒーの淹れ方は大きく2タイプ
| タイプ | どんな淹れ方? | イメージ |
|---|---|---|
| 透過式(とうかしき) | お湯がコーヒー粉を通り抜けて落ちる方式。すっきりクリアな味わいに | シャワーのようにお湯が通過 |
| 浸漬式(しんししき) | コーヒー粉をお湯に浸けてじっくり抽出。コクのある味わいに | お風呂に浸かるイメージ |
💡 ワンポイント:「透過式=さっぱり」「浸漬式=まったり」と覚えると選びやすいですよ!
① ハリオ V60(透過式)〜世界のプロも愛用する王道ドリッパー〜
V60は、世界中のカフェやバリスタ大会で使われている大人気のドリッパーです。円すい形の独特なデザインで、お湯の注ぎ方で味が変わるのが面白いところ。
2007年ワールドバリスタチャンピオンのJames Hoffmann(ジェームズ・ホフマン)さんは、V60で淹れるとき「最初に少量のお湯で粉を蒸らし(ブルーミング)、V60をくるくる回すと均一に抽出できる」と教えてくれています。
| V60のここがいいね! | |
|---|---|
| 味わい | すっきり、クリアで明るい味。フルーティな豆との相性バツグン |
| お値段 | ドリッパー本体は500〜1,000円程度でお手頃 |
| お手入れ | ペーパーフィルターを捨てるだけ。とっても簡単! |
| おすすめ度 | ⭐⭐⭐⭐(注ぎ方にちょっとコツあり) |
V60の淹れ方(かんたん5ステップ)
- ペーパーフィルターをセットして、お湯で湿らせる(紙のにおい取り&温め)
- コーヒー粉を入れる(中細挽き・15gが目安)
- 少量のお湯で30秒蒸らす(ぷくぷく膨らむのを楽しんで!)
- 中心から「の」の字を描くようにゆっくりお湯を注ぐ
- 約2分半〜3分で完成!
② クレバードリッパー(浸漬式)〜初心者さんに一番おすすめ!〜
「お湯の注ぎ方が難しそう…」と感じる方には、クレバードリッパーがピッタリ!お湯を注いで待つだけで、プロ級の味が楽しめるんです。
底にシャッター(弁)がついていて、カップに乗せるまでコーヒーが落ちない仕組み。お湯を注いで数分間浸けるだけなので、技術がなくても毎回安定した味になります。
| クレバーのここがいいね! | |
|---|---|
| 味わい | まろやかで甘みのある、やさしい味わい |
| かんたん度 | ⭐⭐⭐⭐⭐(入れて待つだけ!初めてでも失敗しにくい) |
| お手入れ | ペーパーフィルター使用で後片付けラクラク |
| こんな方に | 忙しい朝でもおいしいコーヒーを飲みたい方 |
クレバードリッパーの淹れ方(かんたん5ステップ)
- フィルターをセットし、お湯で湿らせる
- コーヒー粉を入れる(中挽き・15gが目安)
- お湯(88〜90℃)をゆっくり注ぐ
- 軽くひと混ぜしてフタをして、3〜4分待つ(この間にリラックス♪)
- カップの上に乗せると、トクトクとコーヒーが落ちて完成!
③ フレンチプレス(浸漬式)〜豆の味をまるごと楽しむ〜
金属のメッシュフィルターを使うので、コーヒーの油分(コーヒーオイル)もそのまま抽出されます。ペーパーフィルターでは味わえない豆本来のコクと香りをダイレクトに感じられるのが魅力です。
James Hoffmannさんは、フレンチプレスで淹れたあと「浮いたアクや粉をスプーンですくい取り、プランジャーはそっと押す」ことで、雑味の少ないクリアな味になるとアドバイスしています。
| フレンチプレスのここがいいね! | |
|---|---|
| 味わい | コク深く、オイル感のあるリッチな味わい |
| 相性のいい豆 | ブラジル、マンデリンなど深煎りでコクのある豆 |
| かんたん度 | ⭐⭐⭐⭐⭐(粉を入れてお湯を注ぐだけ!) |
| 注意点 | 金属フィルターなので細かい粉が少し入ることも |
フレンチプレスの淹れ方(かんたん4ステップ)
- コーヒー粉を入れる(粗挽き・15gが目安)
- お湯(90〜95℃)を注いで、スプーンで軽く混ぜてフタをする
- 4分待つ(浮いたアクをスプーンですくい取るとさらに美味しく!)
- プランジャーをゆっくり押し下げて完成!
④ メリタ・カリタ(透過式)〜昔ながらの安心感〜
日本の家庭で昔から親しまれている台形ドリッパーです。底に小さな穴があり、V60に比べてお湯がゆっくり通るので、注ぎ方にあまり気を使わなくても安定した味が出やすいのが特徴です。
| メーカー | 穴の数 | 味の特徴 |
|---|---|---|
| メリタ | 1つ | ゆっくり抽出でまろやか。甘みが出やすい |
| カリタ | 3つ | ほどよいバランス。すっきりした飲みやすさ |
⭐ 世界チャンピオンおすすめ!粕谷哲さんの「4:6メソッド」
2016年ワールドブリューワーズカップで優勝した日本人バリスタ粕谷哲(かすや てつ)さんが考案した淹れ方です。V60を使った方法で、お湯を5回に分けて注ぐだけという、とってもシンプルなレシピ。
🌿 4:6メソッドのポイント:最初の40%のお湯で「味の方向性(甘み・酸味のバランス)」を決め、残りの60%で「濃さ」を調整します。難しいテクニックは不要で、毎回同じ分量を注ぐだけなので初心者の方にもおすすめです!
器具選びに迷ったら?〜タイプ別おすすめ〜
| あなたのタイプ | おすすめ器具 | 理由 |
|---|---|---|
| とにかく簡単がいい! | クレバードリッパー | 待つだけで美味しいコーヒーが完成 |
| 豆の味をしっかり楽しみたい | フレンチプレス | オイルごと豆本来の風味を堪能 |
| 淹れる過程も楽しみたい | ハリオ V60 | 注ぎ方で味が変わる奥深さが魅力 |
| 安心の定番がいい | メリタ or カリタ | 昔ながらの安定感と手軽さ |
☕ 会染焙煎工房からのひとこと:どの器具を使っても、大切なのは「新鮮な豆」と「楽しむ気持ち」です。世界チャンピオンのTim Wendelboe(ティム・ウェンデルボー)さんも「良い豆と正確な計量がコーヒーの基本」と言っています。当店の焙煎したての豆で、ぜひおうちコーヒーを楽しんでくださいね!